「本」カテゴリーアーカイブ

読書メモ・「知ってはいけない 隠された日本支配の構造 (講談社現代新書)」

標記の書を読了しました。日本が実質的に米国の属国であることが良く理解できます。いざとなれば、米軍が日本の自衛隊を使って戦闘行為をしても良いこと等、法律(密約)によって規定されていることを著者はその文書を参照して解説しています。事実ベースなので、とても説得力があり、これから日本で生活していく人は必読の書であると思います。

「下町ロケット」読了

PDF化して全く読んでいなかった小説・下町ロケット(池井戸潤)を読了しました。八百津町に行って以来、妙に池井戸潤さんの著書を読みあさりつつある昨今ですが、ヒット作の一つをようやく読む事が出来ました。内容は知的財産(特許)関連の話題があり、ビジネスマンの当方にとってとても興味深い物語でありました。だいたい最終的なオチは途中から読めましたが、最後までワクワクしながら読めました。おすすめであります。

池井戸潤「架空通貨」

わずか2日で読み切りました。作者は半沢尚樹の原作者で知られる池井戸潤です。金融に関する知識が豊富な作者なので、随所に専門知識が織り込まれており、これが読者の知的好奇心を刺激します。昨年は百田尚樹に凝りましたが、最近は池井戸潤のシリーズを読もうと思います。

「稼ぐ力」(大前研一)を読んで

久しぶりに大前研一さんの本を読みました。「稼ぐ力」という本です。想定読者はサラリーマン、それも大企業に勤めている人を対象にしているように思います。
自分自身が大企業に勤めているサラリーマンであり、かつ、同書に登場する会社にも関わっている身として、決して人ごとではなく、著者から自分自身への直接的なメッセージ、という位置づけで読ませて頂きました。
感銘を受けた(耳の痛い)点は、次の点です。

  1. 国内トップ企業が海外で業績を伸ばせない原因
  2. 日本企業の最大の問題は「仕事の定義ができていない」こと
  3. 人事DBに書くべきこと
  4. 一挙に数千人規模の退職募集で会社は衰える
  5. 平均点の仕事をしていたら会社が倒れる
  6. 「ハード」スキルと「ソフト」スキル
  7. 仕事がなくなるなら自分で創ればいい
  8. 商品ではなく「機能」の選択と集中を図れ
  9. 「偏差値」を廃止せよ

1.について。日本はなまじっか人口が多く、そこそこの規模の市場が存在していたため、国内で成功しているビジネスがありました。よって成功体験が邪魔をして海外に真剣に進出する意気込みが不足し、欧米などのグローバル企業から遅れをとった、という内容です。具体的には、スイスや韓国など自国内での市場が小さ過ぎる国の場合、最初からグローバル相手のビジネス創出が当たり前でした。一方、日本の特に優良企業においては、国内と海外、という大きく2極に分けて事業を進める考え方が基本となっており、長期にわたって海外現地に経営を任せてビジネスを進める、というところができていない、というものであります。
まったくその通り、だと感じました。

2.について。まさにホワイトカラーである自分にとって、耳の痛い話であります。仕事は、定型業務と非提携業務があります。提携業務は基本的にアウトソースできるはずでありますが、これが出来ていないという事は、すなわち、仕事の定義ができていない、ということです。また、そもそも「これまでやっていたから目的もわからずに継続している仕事」というのがあります。そのような仕事は辞めてしまうことで生産性の向上につながります。

3.以降はについては、同書を読んでみてください。色々と身にしみる内容のてんこもりセットとなっております。ビジネスマンの方にご一読をお薦めします。

「大空のサムライ」坂井三郎を読了

百田尚樹の「永遠のゼロ」から零戦に関する書物に興味を持ち、元・零戦パイロットの坂井三郎「大空のサムライ」を読みました。永遠のゼロはフィクションでしたが、大空のサムライは当事者が書いたノンフィクション。微に入り細に入り描写が細かいです。淡々と各種の戦いについて書かれており、第二次世界大戦中に日本がだんだんと物量の多い国に負けて行く様子が分かり易く書かれています。圧巻はガダルカナルから重傷のまま基地に戻るところ。気力があれば道は通ずる、決して諦めない、というところに感銘を受けました。
なお、1976年に映画化もされており、DVDもあります。こちらも一度観てみたいと思います。

百田尚樹「影法師」を読了

またもや百田尚樹の本を読みました。「影法師」という時代小説です。題名の意味が終盤あたりになってようやく理解できました。「刎頸の契り」というのが人生の最後まで続くという展開です。大志を抱いた友人に対し、その成功を支えるため、自らが犠牲になっても友を支え続ける、という内容であります。根底に流れるモチーフ・誰かのために自己犠牲を払うという点では「永遠のゼロ」と共通するものが感じられます。「真の友情とは何か」を深く考えさせられる作品です。